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影郎デザインワークス

EyewearBrand「ラビリンス」を発信する影郎デザインワークスの公式ブログ。取扱い店のお問い合わせはkagero@octn.jpまで
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メガネ屋さん必見。メガネの効果的な魅せ方

 もう日付が変わったから昨日の事になる。

日曜日だというのにギャラリーの予約は1件のみ。

だから私は昼間に名古屋の取引店G・TRANCEさんと名古屋の隣の刈谷市に新店舗を開かれた取引店メガネ工房AZさんへ行ってきた。それぞれのお店で接客をさせてもらいそれぞれのお店で1本販売した。やはりお客さんをコーディネートしていくのは楽しいね。

 

 さてそのG.TRANCEさんがお店を構えるのは名古屋駅前にそびえるミッドランドスクエアという巨大なビル。G.TRANCEさんのほかにはヴィトンやディオールなどの高級店が並ぶ。その1階にトヨタのショールームがあるのだがそこに展示してあるレクサスがとてもカッコいいんだよね。公道を走っていてもそれほど注目するわけでもないんだがこのショールームで見る限りは凄くカッコよくて夢が膨らむんだよね。車のショールームならばどこにもあるけれどこのショールームだけは別格。その理由が解ったんだ。(たまたまなのか意図的なのかはわからないが)このビルの階上へ上るエスカレーターがあってそれに乗ることによりこのレクサスが上からも眺められるんだね。眺められるというか強制的に眺めさせられるわけだ。だからこのショールームは入口などの遮るものがないオープンな構造になっている。私は魅力を感じた大きな理由がこのエレベーターとの関連性にあるのだと解ったんだ。

 

  

 もしこれが中古車センターならば窓に大きく価格が書いてあって、幼稚園の発表会のような飾りつけがしてあって、たくさん車が並べてあって....そんな魅せ方じゃ夢が沸くはずもないよね。

「そりゃ展示方法に金がかかってるからでしょ?」と言われるかもしれないがよく考えてみてほしい。床下にライトを入れて壁面に鏡をつけるだけ。もちろんエスカレーターもトヨタさんのものではない。(ズルいよね) そしてなにより車の在庫はこれ1台だけなんだ。もう私が言いたい事がお判りだと思う。これをメガネに置き換えてみよう。窓に大きな値札がついていてそんなメガネが所せましとたくさん並べれられ余計な飾りつけやPOPがあふれているだけで夢も希望も沸かないって事だね。ヒントになったかな?絶対レクサスの方が楽でしょ?だって1台をただ置いてるだけなんだもんね。 

来月発売の新作「CHIMERA−NEO」を空想上のCGでレクサスと同じように展示してみた。幸いメガネは車より小さいのでエスカレーターに乗る必要はない(笑)まずは部屋を暗く設定し、展示台に丸い穴をあけ半透明のアクリル板を載せる。そしてその中に光源を入れてメガネを展示してみた。

 

 しかしこれだけではメガネは魅力的であっても店内は暗くて歩けないね。

次に店内を少しだけ明るくして背後に鏡を置いてみた。エスカレーターがあれば強制的にいろんな方向から魅せられるがメガネは車より小さいもの。そこで背後の鏡を三面鏡のように並べてみたんだ。つまりエスカレーターに乗らずとも強制的にいろんな角度から見せるようにしたんだ。

 

たった1本の在庫でも効果的に魅力が出たんじゃないかな。余計なディスプレイも要らないしね。

 

お金があるのならお店自体を変えてしまう方法があるんじゃないかな。

たとえば正方形のアクリル製の床材にLEDを埋め込みこう並べてみる。

 

ミニスカートのお客さんが来たら店員のテンションがやたら上がるかも。

お金がないのなら現状の平台の天板の上にLED付きの半透明アクリル板を置くだけでこうなる。

 

実は私がメガネ屋現役時代にこういう平台を作った事がある。(あの頃はLEDが普及してなかったので蛍光灯を中に忍ばしたが熱がこもって熱くて触れなかったんだ。熱に弱いメガネは当然置けずディスプレイ用にしかならなかった)

 

 

 さてレクサスの話に戻るが・・・・

このショールームのレクサスにせっかく魅力を感じたものの私はある物足りなさを感じたんだ。

たった1台の展示では色のバリエーションが解らないってことだ。

 魅力を感じてしまったものだからその謎が解きたくて私はそのショールームに入ってみたんだ(←私にこうさせてしまったのは凄い事だと思う)。入口からは全く見えなかったんだがレクサスのその横にこういうオブジェが置かれていたんだ。余計な説明書きがなくともそのオブジェがなになのかは一目瞭然。憎い演出だ。(このアイデアいただき!)我々であればいろんな説明文POPを加え汚してしまうんだろうね。

 

 

 

 先月あるメガネ屋さんと話をした。

価格→バリエーション→説得→魅力という順でのメガネの紹介の仕方はしない方がよいのではという提案をしたんだ。

まず魅力を視覚的に与え、魅力を感じていただいた段階でカラーバリエーション、そして説得することなく最後の最後に価格という風に物を勧めるべきだとね。私のメガネに関していえば間隔を広くとっていただくだけでディスプレイやPOPも不要。価格をデモレンズに貼りつけるのは邪魔(店員がいない店ならば仕方がないけどね。そんなわけないよね)こう言っては商売人としては不利なんだが在庫量もそれほど必要じゃないんだよね。とにかく魅力を感じてない段階でいきなり価格が安いかどうかを説得されても客はピンと来ないのは当たり前の事だと思うんだ。

このレクサスの見せ方こそこれが魅せ方だと思う。

 

 さてさて今日明日とギャラリーはお休みなので下呂温泉でもと思っていたが台風来てるんだってね。大人しくしてようか迷ってる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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